勃起障害の治療は、まずはバイアグラから
勃起障害(ぼっきしょうがい)(ED)の治療は、バイアグラ(クエン酸シルデナフィル)が開発されたことで、大きく変わりました。
そもそも勃起障害という呼び方自体も新しいものです。
それ以前はインポテンスという言葉がよく使われていました。
インポテンスは、性欲、勃起、性交、射精、オーガスムのどれか一つ以上が欠けるか不十分なものを意味していましたが、
現在、これらは総合して性機能障害と呼ばれています。EDは性機能障害のなかの一つという位置付けです。
EDは精神的なことが原因となっている機能性のもの、神経の障害による神経因性のもの、
陰茎(いんけい)を支配する血管に異常があるもの、ホルモンの分泌(ぶんぴつ)に異常があるものなどに分けられています。
これらの原因が複合しているもののほか、糖尿病、高血圧、高脂血症などが関係していることもあります。
バイアグラはとくに精神的なことが原因となってる場合によく効きますが、
そのほかに原因がある場合でも効果が認められているので、ED治療の第一選択薬として使われています。
ただし、バイアグラは性欲を亢進(こうしん)させる薬ではありません。
あくまで、陰茎海綿体(かいめんたい)に血液の流入を促し、勃起を持続させる働きがあるだけです。
また、狭心症(きょうしんしょう)の治療などで硝酸薬(しょうさんやく)を使用している人は、バイアグラを用いることはできません。
この注意を守らなかったために、強い副作用が現れて死亡した例もあります。
現在のところバイアグラは医師の指導のもとに服用しなければなりませんので、処方には医師の処方箋が必要です。
なお、バイアグラには健康保険の適応が認められていません。
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